Twitterに新たに「Twitterサークル」という機能が追加されていたので、色々検証してみて、わかったことを軽くまとめました。
↓まず、Twitter公式の「Twitterサークル」解説ページはこちら。
Twitterサークルについて
要は、自分が選択したアカウントにだけ見えるツイートが投稿できる機能です。基本、Instagramの「親しい友達」機能とほぼ同じものと考えて良いと思います。
機能の使い方
機能が実装されたアカウントか確認
まず、自分のアカウントがTwitterサークル機能を有しているかを確認します。トピック
、モーメント
、ニュースレター
等の機能がある場所にTwitterサークル
と表示されていれば、Twitterサークル機能が利用可能なアカウントです。
Twitterサークルへアカウントを追加
Twitterサークルを編集
ウィンドウにて、Twitterサークルにアカウントを追加します。Twitterサークル向けツイートは、ここで追加されたアカウントにだけ表示されます。追加したアカウントの削除も、このウィンドウで可能です。今のところ、自分のTwitterサークルの操作は、このウィンドウ内でしかできないようです。
Twitterサークル向けにツイート
ツイートする際、全員
と書かれたプルダウンから、オーディエンス
を選ぶことができます。ここをTwitterサークル
にしてツイートすると、Twitterサークル向けのツイートになります。
ここからは、実際に機能を使用してみて、わかったことをまとめます。
サークルのアカウント追加/削除に関すること
サークルを編集しても他のアカウントには通知されない
サークルのアカウントを追加/削除する際、追加されたアカウントへ通知されることはない。なので、リストやフォローとは違って相手に気づかれる事はない。相手は、自分の放ったサークル向けツイートを見て初めて、サークルへ追加されていることに気づく。
新たに追加されたアカウントにも過去のサークル向けツイートは公開される
サークルに新たに追加されたアカウントにも、過去のサークル向けツイートは表示されてしまう。逆を言うと、サークルから追い出されたアカウントには、過去のサークル向けツイートが表示されなくなる。
フォロー外のアカウントも追加可能
自分がフォローしていないアカウント、フォローされていないアカウントも、サークルへ追加可能。フォローしていない非公開アカウントも追加可能。
サークル向けツイートに関して
サークル向けツイートへの反応もサークル限定公開
サークル向けツイートに付けられた、いいねやリプライといった反応は、サークルに追加されている他のアカウントにも普通に表示される。よって、サークルに追加されているアカウントは、サークル向けツイートへのいいねやリプライで、自分の他に追加されているアカウントを認識できる。
非公開アカウント(鍵垢)による反応は、その非公開アカウントのフォロワーかつサークルに追加されている他のアカウントにのみ表示される。
サークル向けリツイートは引用のみ可能
通常リツイートはサークル向けにできないが、引用リツイートなら可能。
サークル外のアカウントのツイートを引用リツイートする場合、そのアカウントへは通知されない。引用されたツイートの引用リツイート数にカウントはされるが、フォロー外の非公開アカウント(鍵垢)に引用リツイートされた時と同じく、引用リツイートをしたアカウントは追えない。
サークル向けツイートを普通ツイートで引用RTすると
サークル向けツイートを普通のツイートで引用リツイートすると、サークル外の人にはその引用元ツイートは「引用ツイートは利用できません」と表示され、元ツイートが削除された時と同じ表示になる。
追記(2022/11/05): サークル向けツイートの引用リツイートは基本機能としてはできなくなったかも。でもサークル向けツイートのURLをペーストしてツイートすると引用リツイートになる。
サークル向けのメディア付きツイートも可能
サークル向けのメディア付きツイートも可能で、アカウントのメディアタブに表示される画像や動画も、サークル向けツイートに添付されていたものなら、サークル外のアカウントには表示されない。
ツイート検索でもサークル外からは表示されない
サークル外のアカウントには、ツイート検索機能でも、サークル向けツイートは検索結果として表示されない。
サークル外からもツイート数の増加は見える
サークル向けツイートでも、アカウントのツイート数は普通に増加する。そして、サークル外のアカウントからも、アカウントのツイート数の増加は確認できるため、サークル外のアカウントが、自分がサークルへ追加されているか否かを推測する事は可能と言える。
サードパーティーのクライアントでもツイートは取得できる
いくつかのサードパーティーのクライアントでも、一応サークル向けツイートが正常に表示/非表示されていることは確認できたが、公式クライアントのような注意書きはもちろん無いし、全てのクライアントで表示される保証はない。
また、Twilog等の外部サービスを連携許可しているアカウントの場合、サービスへ全ツイートのデータが渡ってしまうため、サークル向けツイートがサークル外のアカウントにも表示されてしまうケースがある。外部サービスの連携には注意が必要だ。
Twitterの設定>セキュリティとアカウントアクセス>アプリとセッション>連携しているアプリ
から、定期的に連携中の外部サービスを確認すべし。
サイトに埋め込まれたTwitterの内容にも反映される
ログイン中のTwitterアカウントがサークルに追加されたアカウントなら、サイトに埋め込まれたTwitterウィジェット等の中身の、サークル向けツイートが表示される。フォロー中の非公開アカウント(鍵垢)のツイートも表示される。
最後に
人によって多少デメリットはある機能なのかもしれませんが、Instagramの「親しい友達」機能に慣れた方にとっては使いやすい機能かもしれません。また、普通に非公開アカウント(鍵垢)を運用するより便利!と感じる人も居そうです。
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