もくじ
曲面は保護フィルムの鬼門だった そして、今回は逃げられない
Pixel Watch 4からの大きな変化
旧モデルまでは、ぶつけやすいベゼル(端)はバンパーケースで保護し、表示部だけをフィルムで覆う「バンパー+表示部フィルム」が定番でした。
しかし、Pixel Watch 4は側面充電に変更されたため、多くの一体型バンパーケースが使えなくなり、保護戦略の転換を余儀なくされました。私は来年以降の下取りも視野に入れているため、本体を傷つけたくありません。バンパーに頼れない今、曲面を完全にカバーするフィルムこそが、唯一の防護策となってしまいました。
「逃げられない曲面」に打ち勝つフィルムを見つけるため、私が試した4つの製品の全記録を共有します。
水貼りで完璧を狙うも、曲面に拒絶された「ミヤビックス」

ミヤビックス Google Pixel Watch 4 41mm 対応 TPU フィルム 曲面対応 低反射 傷修復 衝撃吸収 保護 フィルム
- 商品名: ミヤビックス Google Pixel Watch 4 41mm 対応 TPU フィルム
- 戦略: 曲面対応のTPU、水貼り方式で気泡レス・端まで吸着を狙う。
- 奮闘と結果: 水貼りで完璧に思えたが、貼った日ずっと抑えていても端が立ち上がり、睡眠中に完全に剥離。全画面保護の難しさを痛感した最初の敗北。
- 敗因分析: わずかな位置ズレか、曲面に対する粘着力の限界。
コスパと枚数勝負の「Mosasa 6枚セット」は保護範囲が仇に

- 商品名: 【6枚セット】For Google Pixel Watch 4 41mm フィルム Mosasa 保護フィルム
- 戦略: 全面保護を諦め、保護範囲を狭めた表示部サイズに近いタイプへシフト。6枚という枚数で耐久性の低さをカバー。
- 特徴と使用感: 端から約4mm離れたサイズで剥がれにくいが、ぶつけやすい端を保護できないのが難点。
- 奮闘と結果: 予備の枚数に助けられたものの、やはり端の1mmほどが浮いてホコリを巻き込む状態が継続。最終的に「端の保護範囲が少ないので、引っかかりやすい・立ち上がりやすい」という宿命で剥がれてしまう。
公式の安心感と高触感を信じた「ZAGG InvisibleShield」


Google Google Pixel Watch 4 用 ZAGG InvisibleShield® Ultraエコ
- 商品名: Google Google Pixel Watch 4 用 ZAGG InvisibleShield® Ultraエコ
- 価格帯: 1枚約2,000円。Googleストア公式採用の高価格帯。
- 戦略: 高品質・広保護範囲に期待。
- 奮闘と結果:
- 質感・見た目は最高: 2種類のフィルムより綺麗に貼れ、「一番触感が良かった」「フィルムを貼ってないような見た目」。端が浮くこともないように見えた。
- 作業ミスと耐久性: 貼り付けキットでも左2mm、右3mmとわずかにズレ。さらに気泡抜きでスクイザーが端を持ち上げ、ホコリが混入(高価格ゆえに気軽に買い直せないプレッシャー)。結局、数日で端の一点が浮き、埃が侵入し交換へ。
- 敗因分析: 高品質でも作業難易度が高く、高価格ゆえに失敗が許されないリスキーな選択肢。
最適解!「バランス追求型 5枚セット」の勝利

- 商品名: 【5枚セット】用 Google Pixel Watch 4 41mm 保護フィルム フィルム カバー TPU製
- 試すに至る経緯: 過去3敗(ミヤビックス、ZAGG、Mosasa)からの、最後の挑戦。
- 戦略: 「広すぎず狭すぎず」という、剥がれにくさと保護範囲の絶妙なバランスを追求した製品に賭ける。
- 現状の報告: 1枚目を失敗せずに貼ることができ、保護範囲は公式フィルムとほぼ同じ。貼ってしばらく経っても端が浮いてくることはなく、これが一番長持ちしている。
- 最終評価: 耐久性、保護範囲、価格、そして予備の枚数(まだ予備がある!)という点で、総合的に最も優れた、現状の最適解であると結論付けた。
フィルム難民よ、バランスと余裕を求めよ
最終結論: バンパーが使えないPixel Watch 4において、「全面保護」と「耐久性」の両立は極めて困難。
- ❌ 全画面保護(ミヤビックス、ZAGG):耐久性が低く、貼り付け難易度も高い。
- ❌ 表示部保護(Mosasa):保護範囲が狭く、引っかかりやすい。
- ⭕ 最適解:保護範囲の絶妙なバランスを持ち、かつ失敗を許容できる予備枚数がある製品(本記事の第4製品)を選ぶのが、精神衛生上も最善。
同じ課題を持つ皆さんの下取り計画と、日々の安心に繋がれば幸いです。



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